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 神奈川県は15日、20年東京五輪のセーリング競技が行われる藤沢市の江の島セーリング競技会場を公開した。競技は海上に設けられたマーク(ブイ)を指定のルートで周回する。五輪のコース設定はまだ協議中だが、江の島周辺の海面から葉山町の沖付近まで、種目によって直径1・1~2・2キロの5つのコースを使い分ける。五輪競技会場ということもあり、18年から3年連続で世界トップ選手が集うW杯の会場にも決定している。

 すでに海の特徴をつかむために海外の選手も練習に訪れており、この日も雨の中、ドイツの選手が練習する姿も見られた。同会場は64年東京五輪でも使用され、国際大会も毎年開催されている。64年大会は5種目3コースで行われたが、20年大会は2人乗りの470級や1人乗りのレーザー級など10種目が行われる。

 地元セーリング関係者は「64年五輪の競技会場でもある江の島は海外の選手からも認知されているレジェンドハーバー。20年大会の競技会場に決まり、本番会場で練習したい、住環境も見てみたいという海外の選手も増えている。今後はテスト大会を重ねて運営面でも技術の向上を図っていきたい」と話した。
(この記事はスポーツ総合(日刊スポーツ)から引用させて頂きました)